Issue #28 · 2026-10-04

HTML置き場方式まとめ

AIと自分の共通理解用HTMLを、git push だけで置けて、他人には見られない場所に置きたい。候補4方式で、認証をどこで掛けるかと、誰でも取れるものが何かを比べる。

Sourceclaude-advisor#28
比較の軸認証の位置・保守
前提GitHub 無料プラン
ポイント
  • Qiita記事の方式(StatiCrypt系)は使える。ただし暗号文は誰でも取れる。漏れたパスワードを取り消せないので、「見られたら少し困る」程度の内容向き。
  • 前回のコメントにあった案A「GitHub Pages+Cloudflare Access」は訂正。GitHub Pages は公開オリジンなので Access を迂回できる。Access を掛けるなら Cloudflare Pages で配信する。
  • VPS+BASIC認証は動くが、保守の負担が一番大きい。

4方式の経路と関所

どの方式も、作業役Claudeは private リポジトリに push するところまで同じ。違うのはその先で、認証をどこで掛けるかと、途中に誰でも取得できる箱があるかどうか。

VPS+BASIC認証 保守: OS更新・証明書・監視 作業役Claude HTMLを書く privateリポ 平文HTML VPS nginx BASIC認証 閲覧者 push pull / rsync HTTPS Cloudflare Pages+Access 保守: 初回設定のみ 作業役Claude HTMLを書く privateリポ 平文HTML CF Pages 自動デプロイ CF Access メールOTP等 閲覧者 push 連携 HTTPS StatiCrypt+GitHub Pages(Qiita記事の方式) 保守: なし / 漏洩時は取消不可 作業役Claude HTMLを書く privateリポ 平文HTML StatiCrypt Actionsで暗号化 publicのPages 暗号文・誰でも取得 閲覧者 ブラウザで復号 push push 取得 ローカルpull(前回の案B) 保守: なし / スマホで見にくい 作業役Claude HTMLを書く privateリポ 平文HTML 手元PC file:// で開く push git pull(GitHub認証が関所)
赤い枠が認証の関所、黄色の破線が誰でも取得できる箱。StatiCrypt だけ、関所が閲覧者のブラウザの中にある。
認証の関所 誰でも取得できる 通常の経路

前回の案Aを訂正する理由

GitHub Pages の前に Cloudflare Access を置いても、関所は迂回できる。Access が守れるのは Cloudflare を通るリクエストだけで、GitHub Pages のサーバーは誰の直接アクセスも受け付けるから。

本人 ログインして閲覧 CF Access ここだけが関所 GitHub Pages 公開オリジン 第三者 URLを推測 自ドメイン プロキシ GitHubのIPへ Host を直指定(Access を通らない)
Cloudflare Pages ならオリジン自体が Cloudflare の中にあるので、Access を迂回する経路がない。

比較表

どの方式でも、作業役Claudeは private リポジトリの平文を直接読むので、AI側の共通理解には差が出ない。差が出るのは人間側の見やすさと、漏れたときの被害。

方式費用保守スマホ閲覧パスワードなどが漏れたら自動化
VPS+BASICVPS+ドメイン継続的に要る可パスワードを変えれば止まるデプロイ設定が要る
CF Pages+Access無料(50人まで)初回のみ可セッションを切ればすぐ止まるpush だけ
StatiCrypt無料なし可過去の版も含め全部読まれるActions で暗号化
ローカルpull無料なし難しいGitHub のトークン管理と同じpush だけ

おすすめ

本命は Cloudflare Pages+Access。private リポジトリと連携するだけで push のたびに配信され、サーバーの保守もない。本当の認証が掛かり、スマホからも見られる。*.pages.dev の本番URLとプレビューURLの両方に Access を掛けること。

最速で始めるなら StatiCrypt。Qiita記事のブラウザツールは自動化できないので、CLI の npx staticrypt を GitHub Actions で実行する。public 側には暗号文だけを置き、パスワードは URL の ?key= ではなく # 付きで渡す。中身は「漏れても少し困る程度」に限る。

VPS+BASIC認証は勧めない。同じ効果を、保守なしで Cloudflare Pages が出せるため。